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化学強化ガラス（ケミカル強化ガラス）
ガラスの強化はガラス表面に圧縮応力を発生することによって引張りに弱いガラスの性質を補うことによって強度アップを図ります。
化学強化は硝酸カリウム中にガラスを浸漬することによってガラス表面層のナトリウムとカリウムを置換して圧縮応力を発生させます。
化学強化は風冷強化と比べ3.0t未満の薄板に特に有効視されております。
特性としては変形が生じにくいのでスキャナー用グラスや光ディスク・磁気ディスク等の製品に用いられております。
化学強化ガラス（ケミカル強化ガラス）の特長
- 同じ厚みの生板ガラスの約5倍の強度増しになります。
- 薄板ガラスの強化に有効です。
- 種々の形状に対応できます。厚みの異なるガラスも可能です。
- 強化による変形が殆ど無い。 異形や曲げガラスにも強化出来る。
- 0.4mm厚みまでの薄板ガラスの強化が可能。
- 変形が生じないので、高い平坦性と寸法精度が得られます。
- 用途
- 複写機用原稿台ガラス、タッチパネル、スキャナー用ガラス、光ディスク、磁気ディスクなど
