ガラス加工技術 Technique
曇りガラス(フロスト印刷)
曇りガラス(フロストガラス)とは、薬品や砂で表面を乳白化したガラスです。
弊社では、その代わりにセラミック印刷によってガラス表面に乳白色のパターンを印刷することが可能です。
もちろん、材料としての曇りガラスやフロストガラスのお取り扱いはございますが、それらと比べ、ガラス表面が汚れても表面を意図的に荒らされていない素材になるので、汚れが表面の細かな凹部に入り込み、それが原因で拭きあげても汚れが十分にぬぐいされないといったことはなく、フロスト印刷ガラスは軽く拭き上げることによって汚れを簡単に落とすことができます。加えて、印刷焼付の際にガラス軟化温度近くで焼成しているため、強靭な印刷膜で、わずかにガラス内部に浸透した塗料膜が、フロストガラスやスリガラス同様に光拡散機能を持たせておりますので、照明用カバーガラスにもご使用いただいております。
- 用途
- 照明用カバーガラスやスリガラスの代替ガラス等
膜厚指定印刷
弊社では、ガラス表面にご指定頂きました膜厚で印刷を行うことが出来ます。塗料のバリエーションといたしましては、セラミック塗料のほか、樹脂系の塗料を使用いたしております。これらの塗料を使用いたしまして様々な条件出しを行い印刷加工いたします。
ガラス基板の種類によってはセラミック印刷によって厚膜化することが出来ませんので予め使用する材料をお申し付けくださいませ。
なお、ソーダガラスやアルミノシリケートガラスですと問題なくセラミック塗料で厚膜加工は可能でございます。